勉強会:RGB法(骨誘導再生法)
こんにちは。ザ・インプラントクリニック福岡のドクター武石です。
インプラントは骨に人工歯根を埋め込むことで、天然歯を再現する治療です。
埋め込む土台となる骨がしっかりしていなければ、治療が失敗に終わってしまいます。
骨が少なくなっている患者様にインプラント治療を行う際には、骨造成手術が必要不可欠です。
骨造成には様々な方法がありますが、今回はGBR法(骨誘導再生法)という治療について、勉強会を開きました。
骨が欠損してしまった部分には、骨となる骨芽細胞よりも
歯根膜組織の維持を担う線維芽細胞のほうが増殖しやすい環境となっています。
GBRでは、メンブレンという人口膜で骨を覆うことで線維芽細胞の侵入を防ぎ、
自家骨や人工骨をを充填することで、骨を再生させていきます。
メンブレンには乳酸とグリコール酸共重合体のものや、コラーゲンなどで作られた吸収性のものと
四フッ化エチレン樹脂(PTFE樹脂)で作られた非吸収性のものがあり、
非吸収性のメンブレンは人工歯の装着時に除去するのが治療の流れとなっております。
症例に応じた材料の使い分けの知識などを再確認し、共有することで
医院全体としてのスキルアップに繋がりました。
もちろん知識だけでなく、実技の練習も抜かりありません。