インプラントの人体に対する影響
インプラント体の素材には、生体親和性のある純度の高いチタン合金が使われているので、アレルギー反応なども少ないと言われています。
ブローネマルク博士の発見から後、チタンを使用したインプラントの歴史は50年以上になりますが、拒絶反応などの重度の報告はありません。
インプラントの残存率
いくつもの文献でいろいろな報告が出されていますが、近々のレポート ( 2012年2月 ) によると、10年後の残存率は 95% とされています。
そのほかの文献のレポートでもほとんど同じような数字を記しています。
総じて、上顎のほうが下顎よりも若干低いようです。
インプラント治療は、再治療、再手術で回復 ( リカバリー ) することが可能で、この部分はとても大きなメリットです。
当然ながら、しっかりとした診査・診断を行い、患者様にとってベストな状態にしていくのは大事なことです。
当院の執刀医は多くの症例数を持ち、その経験から培った技術で治療にあたりますのでお任せください。
インプラントは危険なもの ?
この20~30年の間に広く浸透していき、現在はインプラント治療を取り扱う歯科医院が増えてきました。
ほぼ完成されてしまった入れ歯とは違い、インプラントは新しいテクノロジーが注ぎ込まれ、どんどん進化しているのです。
しかし、新聞やホームページなどでたくさんの情報が伝わるほど、患者様にとってはますます解りにくいものになってしまっています。
また、テレビの報道でインプラントについてネガティブ報道がなされたりもしました。
その報道の多くが、「インプラント自体そのものが危ないものだ」というテレビ局側の作為的な部分を感じられる内容でした。
テレビの報道後、
- インプラント治療は高いけど、いろいろパーツがあって、どれがいくらかわからない
- 高いお金をかけても長く保つのかわからない
- どの歯科医院(医師)がいいのかわからない
- 手術の危険性や術後の痛みが心配…
といった内容の声を多数の患者様から伺うことになりました。
インプラント治療ををしようと関心を持たれても情報がありすぎて迷っている人がいますし、テレビで報道されてるようにインプラントを入れた後に問題が出てきて悩んでいる人も確かにいらっしゃいます。
学会の報告や医師会での統計など公開されている数字を見れば分かる通り、成功率はおよそ95%で、残念ですが100%ではありません。
この事は、インプラント治療を専門にしている医院としてとても残念に思います。
しかし、確信を持って言える事もあります。
インプラント治療は、入れ歯よりも非常にメリットの多い治療です。
何も調べずにすべてを鵜呑みにするのはよくありません。
実際は事件や事故も起きず、「インプラント治療をして良かった」という患者様の声も多く耳にするのです。
当院ではインプラントの安全性を高めるために以下のような取り組みを行っています
- 手術はインプラント経験豊富な歯科医師のみが実施
- 以前は、技術・経験の未熟な歯科医師や若い勤務医にもインプラント手術を行わせるようなことも横行しておりましたが、昨今は難易度の高い症例の患者様が増加しており、経験の少ない歯科医師では対応できない、
あるいは失敗の可能性が高いケースが多くなっています。
インプラント手術は医師であれば誰が行ってももよいものではなく、経験豊富な歯科医師が行わなければならない と当院は考えております。
したがって、ザ・インプラントクリニック福岡では経験豊富な歯科医師しかインプラント手術を行いません。
インプラント手術経験が月間最高215本(2021年10月実績)、月間平均203本(2021年9月208本・10月215本・11月187本)ある、豊富な経験を持つ歯科医師です。
- 手術前の精密な診断を実施
- インプラント手術は手術前の精密診断が重要です。特に3次元で確認できるCTレントゲンを撮影し、立体的に安全性を確保した上で、診断を下すことが重要です。
当院では院内に3次元CTレントゲンを完備しており、安全性の向上に努めています。
- インプラントを提案しないこともあります
- 当院はインプラントを専門に行う、歯科医院ですが、それゆえにインプラント手術を行ってはいけない、行わない方がよいケースについても熟知しています。
例えば、お口の中の状態や全身的な病気の状態や年齢などの観点から、インプラントを行わない方がその患者様のためになる場合は入れ歯や他の治療方法をご提案することもあります。
これは数多くのインプラント治療を行ってきた実績と、今までに学んできた知識を元にご提案をしております。
入れ歯やブリッジは安全?
「インプラントは危ない治療で、リスクの少ない入れ歯がいいよ」とおっしゃる人がいますが、入れ歯は痛い・噛めない・物が詰まる・取り外しが面倒・年よりくさいなど多数の不満を聞きます。
入れ歯も問題が多のにインプラントをすべて否定するのもおかしいのではないでしょうか。
入れ歯を使用している方はいろんなことを我慢してます。
何度も調整を繰り返し、辛抱して自分なりにうまく慣らして使われています。
これは、義足でおもいっきり走れる方が少ないのと同じように、堅いものも食べれる入れ歯はほとんどない、とも言えます。
入れ歯もインプラントもしたくないという方は、ブリッジを選択せざるをえません。
ブリッジはつけた直後から普通に噛める点がよいのですが、清掃しにくく隣の支台歯へ負担がかかるのが課題です。
ブリッジの歯の間をきちんと掃除できてるいる方は、かなり几帳面な人と思われる方ぐらいであまり見受けられません。
歯が連接してつながっている歯間部は磨きにくく、ブリッジ部分の歯周病が酷くなっている患者さんを当院でもよく見ます。
結論から言うと、ブリッジは長くもたず歯を削ることにより歯の寿命が短くなるというデメリットが大きすぎるのです。
インプラントは人工歯根なので、自分の歯のように噛むことができ、残存歯にも負担がかからず、多くの患者様から支持されています。
インプラント治療に関心をお持ちであれば、ご自身が納得いくまでメリットとデメリットを理解して、インプラント治療をする前によく考えて判断をしてください。
しっかりと説明をしてくれて、最後まで責任感をもって治療にあたる歯科医院を選択することがとても大切です。