勉強会:薬剤関連顎骨壊死
2024/04/12
こんにちは。ザ・インプラントクリニック福岡ドクターの武石です。
薬剤関連顎骨壊死に対し、高血圧の薬として使用されている
「ベニジピン」が有効であるという論文が発表されています。
薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)とは、骨粗鬆症やがんの薬である
ビスホスホネート・デノスマブ・抗がん剤などで起こる骨の壊死や骨髄炎のことで
痛みの他に骨が露出してしまう・顎がしびれる・歯が動揺するといった症状があります。
ビスホスホネート関連顎骨壊死とも呼ばれます。
ラットを用いた研究では、骨量や絵師面積などを計測したところ
抜歯窩に新生骨の形成や上皮の連続性の回復がみられたとのことです。
更に研究が進み、骨の回復が容易になれば
薬剤関連顎骨壊死によって歯を失い、インプラントを諦めていた患者様が
再び噛む喜びを取り戻せるようになるかもしれません。
今後の新たな治療法の発見に期待したいですね。
現在もザ・インプラントクリニック福岡では、骨量が少ない患者様でも
可能な限り再生治療を行い、インプラントを入れられるように治療計画を立てています。
まずは諦めずに、精密検査を受けてみてください。