勉強会:挿入ジグとは
こんにちは。ザ・インプラントクリニック福岡ドクターの武石です。
インプラント治療は、失った歯の機能と美しさを取り戻すための優れた方法ですが、
その成功には精密な技術と器具の使用が求められます。
特に、インプラントを骨に埋入する際には、その精度が非常に重要です。
今回は、インプラント埋入時に使用される「挿入ジグ」の役割についてご説明いたします。
インプラントを骨に埋め込む際、ドライバーを用いてインプラントを回転させながら骨に挿入していきます。
この過程で、インプラント自体を直接ドライバーで触れないようにするための器具が「挿入ジグ」です。
挿入ジグの主な役割は、インプラントの表面が他の器具や外部の物質に触れるのを防ぐことです。
インプラントの表面は、骨と初めて接触する部分であり、
この接触がインプラントと骨の結合(オッセオインテグレーション)の成功にとって非常に重要です。
もし、インプラントの表面が他の物質に触れて汚染されてしまうと、骨との結合が阻害されるリスクが高まります。
インプラントが正確に所定の位置に埋入された後は、直ちに挿入ジグを除去します。
これにより、インプラント表面が清潔な状態で骨と結合することができ、治療の成功率を高めることができます。
インプラントの表面が清潔であることを保ち、骨との結合を確実にするためのこの器具の使用により、治療の成功率は大きく向上します。
当院では、常に患者様に最善を尽くすことを心がけております。インプラント治療についてご質問やご相談がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。