勉強会:新しい麻酔
こんにちは。ザ・インプラントクリニック福岡ドクターの武石です。
2024年9月24日、厚生労働省は「セプトカイン配合注カートリッジ」に製造販売承認を出しました。
これにより、歯科治療の局所麻酔における新たな選択肢が追加され
アルチカイン製剤が日本国内でも使用可能になります。
日本では、長らくリドカイン製剤が主に用いられてきましたが、世界的にはアルチカインも広く普及しています。
今回の承認によって、国内の歯科治療においても国際的な治療経験が反映されやすくなることが期待されます。
アルチカインは欧米でリドカインに次いでよく使われている局所麻酔剤で
作用後に速やかに代謝され、全身への影響が比較的少ないとされています。
これにより、安全で効果的な麻酔選択肢が増え、
今後の歯科治療において多くの患者様に役立つことが見込まれています。
インプラント治療は骨や歯茎の深部までアプローチするため、局所麻酔が非常に重要です。
効き目が早く、代謝も速い麻酔が使用できるようになれば、
痛みを迅速に和らげながらも全身への影響を抑えることができるため、治療の安全性も高まります。
また、麻酔による不快感や副作用のリスクが低減されることで、治療を受ける際の安心感が増し、
リラックスして治療に臨んでいただけるのではないでしょうか。
インプラント治療は繊細な作業が求められるため、患者様の負担が軽減されることは治療の成功にも繋がるでしょう。