勉強会:メンテナンスの重要性について
みなさん、こんにちは。
ザ・インプラントクリニック福岡ドクターの武石です。
先日、Dr.SURLのインプラントセミナーに参加いたしました。
Dr.SURLは、インプラント治療に精通しているだけでなく、スウェーデンの歯周病専門の資格もお持ちの医師です。
先生によると、スウェーデンの大学の調査でインプラントを埋入した1万人に、治療から5年たったある日アンケートを実施したところ、95%の患者様が治療に満足していると回答したのだとか。
さらにその回答をした年齢層を見てみると、高齢の患者様ほど満足度が高いという結果だったのだそうです。
インプラントは、埋入後もきちんとメンテナンスを受けていれば何十年も保ちますが、清掃が不十分な状態が続くと「インプラント周囲炎」という歯周病に似た病気になることもあります。
したがってインプラント治療を行う医師や歯科衛生士は、歯茎の炎症や骨吸収が起こっていないか、メンテナンスの際にきちんと診査診断しなければなりません。
レントゲンを撮り、術前と術後をしっかり比較することがとても大切だとお話ししていました。
術後メンテナンスに来院していただいている患者様と、されていない患者様では、明らかにインプラント周囲炎リスクに大きな差があることが長年の経験によってわかっています。
患者様にもきちんとメンテナンスの重要性を理解していただくことが大事だと再認識できる、奥深い内容だったと思います。
貴重な時間になりました。本当にお話を伺えてよかったです。SURL先生、ありがとうございました。