勉強会:気道解析について④
2023/03/17
こんにちは。ザ・インプラントクリニック福岡ドクターの武石です。
気道閉塞による無呼吸症候群になると、
様々な合併症リスクが高くなってしまうことから治療が必要になります。
就寝時に装着するマウスピースを使って気道の確保を図る方法の他には、
外科的処置による治療方法があります。
外科的処置とは、切開や縫合を必要とする処置のことです。
つまり、あまりに重篤な気道閉塞が起こっている場合には、
外科手術による治療も必要になる場合があるということです。
具体的には、口蓋垂や軟口蓋を切除して空気の通り道を広くする手術や、
下顎の骨を切って前方にずらし、舌の筋肉を前方に移動させる手術などが有効です。
ただ寝ている間に少し息が止まるくらいなのに、
顎骨や喉を切るなんて大げさだ
というふうに思われる方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、それほどに気道閉塞による睡眠時無呼吸症候群が引き起こす
健康被害が大きなものであるということを
理解していただくことが大切であると感じました。