勉強会:ブリッジの種類③
こんにちは。ザ・インプラントクリニック福岡ドクターの武石です。
今回も保険のブリッジにはない特徴のあるブリッジ
「メリーランドブリッジ」をご紹介します。
前回ご紹介したヒューマンブリッジ同様、残存歯を削る量を抑えることができるブリッジです。
金属を使用せず、セラミックで作成するので、前歯部に向いています。
支台歯の形成は舌側・口蓋側のみで、裏側だけを薄く削ります。
ダミー(人工歯の部分)を支えるのは、薄いセラミックとなるので
歯の裏側にラミネートベニヤを貼り付けるような感覚でブリッジを接着します。
審美性にも優れ、歯をあまり削らなくて済むので保険のブリッジよりも優れていますが
こちらも隙間をしっかり磨くことができなければ、支台歯が虫歯や歯周病になり
一気に複数の歯を失う原因となります。
残存歯のことを考えて保険適用外のブリッジを入れても、
メンテナンスが不十分であれば、数年で無駄になってしまうという可能性もあります。
今ある歯をどれだけ健康で残すかという点だけを重視するのであれば
インプラントに勝る治療はありません。
予後や治療期間や予算など、ご自分が最優先したいことをよく考えて
納得できる治療を選んでいただくことができるよう、
私達は日々知識を磨き、カウンセリングで詳しくご説明しています。
わからないことがあれば、何でもご質問ください。