【真実】オールオン4のデメリット6選|後悔しないためのリスク対策を徹底解説

監修:菅原 匠太(ザ・インプラントクリニック福岡 院長/インプラント専門医・指導医)
公開日:2026年3月12日 最終更新日:2026年5月29日
「しっかり噛めるようになりたいが、失敗はしたくない」——そうお考えのあなたへ。
本ページを読み終えると、オールオン4を選ぶべきか・やめるべきかの判断基準が明確になります。
オールオン4は素晴らしい治療法ですが、一度治療を開始すれば、ご自身の残っている歯を抜歯することもあり、後戻りが難しいという側面を持っています。
だからこそ、検討段階でメリットだけでなくデメリットやリスクを正しく理解しておくことが、数年後の後悔を防ぐための最も重要なステップとなります。
本記事では、年間3,077本(2025年実績)のインプラント埋入を行うザ・インプラントクリニック福岡が、国内外の長期臨床データと照らし合わせながら、オールオン4のデメリットと、それぞれの具体的な回避策を忖度なしに解説します。
オールオン4そのものの仕組み・特徴・治療の流れについては、オールオン4(オールオンフォー)とは|特徴・治療の流れを解説【福岡】のページで詳しくまとめています。本記事は「デメリット」にフォーカスして深掘りします。
【まずは結論】オールオン4のデメリット早見表

まずはオールオン4の主なデメリットを一覧で確認しましょう。
| デメリット | 深刻度 | 主な回避策 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 担当医の技術力で予後が大きく変わる | 高 | 症例数が豊富な専門医・精密シミュレーションの活用 |
| 2 | 高額であり、やり直しが困難 | 高 | 総額提示・長期保証・実績あるメーカーの選択 |
| 3 | 残っている健康な歯の抜歯が必要になる | 高 | 残存歯がある場合は他の治療法も並行検討 |
| 4 | 術後に腫れや痛みを伴う可能性がある | 中 | 静脈内鎮静法(リラックス治療)の活用 |
| 5 | インプラント周囲炎を防ぐメンテナンスが必須 | 中 | 定期的なプロフェッショナルケアの継続 |
| 6 | 持病や骨の状態によって適応が制限される | 中 | 再生療法による適応拡大・専門的な診断 |
一見ネガティブな情報ですが、適切な回避策を知ることで、治療の成功確率は大きく高まります。
次章から、それぞれを詳しく見ていきましょう。
オールオン4のデメリット6選と、科学的根拠に基づく回避策

デメリット①:担当医の技術力で予後が大きく変わる

なぜリスクになるのか
オールオン4は、わずか4本のインプラントで片顎すべての歯を支えるという構造をしています。
そのため、インプラントを埋入する角度や深さ、そして噛み合わせの緻密な設計には、極めて高度な技術と経験が要求されます。
具体的にどのような失敗が起きるか
もし設計にわずかでも狂いが生じると、特定のインプラントに過度な負担がかかり、数年でインプラントが脱落してしまうリスクが生じます。
一体型の構造ゆえに、1本のトラブルが歯列全体の機能に影響することもあります。
<リスクへの当院の対策>
防ぐための唯一の対策は、症例数が豊富で、かつ噛み合わせの理論に精通した専門医を選ぶことです。
当院では3D-CTによる精密シミュレーションを行い、ミリ単位での埋入計画を立てることで長期的な安定を追求しています。年間3,077本・手術件数1,150件超という実績が、あらゆる難症例に対応できる知見の蓄積につながっています。
デメリット②:高額であり、やり直しが困難

なぜリスクになるのか
オールオン4は自由診療であり、上下どちらかの片顎だけでも数百万円単位の初期投資が必要です。
さらに、万が一治療に失敗した場合、一体型の構造であるために部分的な修正が効かず、大規模なやり直しが必要になるケースがあり、患者様にとって金銭的にも精神的にも大きな負担となります。
<リスクへの当院の対策>
リスクを回避するために、単に価格の安さだけで医院を選ばないことが大切です。
保証制度の有無や、トラブルが起きた際のリカバリー技術を持っているかなど、資産を守るための「質」で医院を評価することが、結果的に最もコストパフォーマンスの良い選択となります。
当院では、初診時から最終補綴まで追加費用が発生しない総額提示を徹底し、インプラント10年保証制度を設けています。
また、世界トップシェアの実績あるメーカーのみを採用することで、長期的な再治療リスクそのものを抑えています。
費用について詳しく知りたい方へ
オールオン4の費用相場・内訳「格安プラン」に潜む落とし穴、入れ歯との生涯コスト比較などは、専門ページで徹底解説しています。
【福岡】オールオン4の費用・相場は?片顎250万からの内訳を解説【歯科医監修】
デメリット③:残っている健康な歯の抜歯が必要になる

なぜリスクになるのか
オールオン4は、重度の歯周病や虫歯により歯がほぼない方、既に歯の機能を失っている方を対象とした治療法です。
そのため、部分的にお口の中に健康な歯が残っている場合でも、オールオン4を行うには、残っている歯(残存歯)を抜歯する必要があります。
具体的にどのような問題が起きるか
せっかく健康な歯が残っているのに、抜歯することになるのはおすすめできません。
なぜなら、自然の歯に勝るものはなく、多くの患者様も自分の歯を残したいという希望をお持ちだからです。
<リスクへの当院の対策>
当院では、健康な残存歯がある患者様の場合、オールオン4だけを一方的におすすめすることはありません。
残存歯を活かせる他のインプラント手法も必ず並行して検討し、患者様の将来的な生活の質を第一に考えたカウンセリングを行っています。
抜歯を避けたいと考えている方には、意向を尊重した治療法をご提案します。
デメリット④:術後に腫れや痛みを伴う可能性がある

なぜリスクになるのか
オールオン4はあごの骨にインプラントを埋め込む外科手術を伴うため、術後の数日間は痛みや腫れ、内出血によるあざが生じる可能性があります。
特にお仕事をされている方や、痛みに敏感な方にとっては、手術そのものが大きな恐怖心に繋がることもあるでしょう。
<リスクへの当院の対策>
通常は我慢できないほどの痛みはなく、治療後に処方する鎮痛剤を服用することで痛みを和らげることができます。
さらに当院では、不安を最小限に抑えるため静脈内鎮静法(リラックス治療)を導入しています。
麻酔科医の管理のもと、うたた寝をしているような状態で手術を終えるため、痛みや恐怖をほとんど感じることなく治療が完了します。
なお、静脈内鎮静法(リラックス治療)に関する詳細は、下記ページで解説しています。
リラックス治療(静脈内鎮静法)での無痛治療
デメリット⑤:インプラント周囲炎を防ぐメンテナンスが必須

なぜリスクになるのか
インプラントは人工物であるため虫歯にはなりませんが、歯ぐきの病気である「インプラント周囲炎」にはかかる可能性があります。
天然歯の歯周病よりも進行が早く、放置するとインプラントを支える骨が溶けてしまう病気です。
オールオン4の場合、1本がダメになると歯列全体が機能しなくなるリスクもあります。
<リスクへの当院の対策>
治療後のセルフケアはもちろん、歯科医院での定期的なメンテナンスが不可欠です。
当院では専用のクリーニング機器を用い、インプラントを一生モノにするためのアフターフォロープログラムを徹底しています。
定期的な来院により、トラブルの早期発見・早期対処が可能な体制を整えています。
デメリット⑥:持病や骨の状態によって適応が制限される

なぜリスクになるのか
すべての人がすぐにオールオン4を受けられるわけではありません。
重度の糖尿病や心疾患などの持病がある場合、あるいはあごの骨が極端に薄くなっている場合は、手術そのものが制限されることがあります。
<リスクへの当院の対策>
現代の医療では、適切な持病のコントロールや、骨を再生させる高度な技術によって適応可能になるケースが増えています。
当院では「CGF」や「GBR」といった自己血液を利用した再生療法を駆使し、難症例の方でも安全に手術が受けられる体制を整えています。
他院で「骨が足りない」と断られた方の受け入れ実績も多数ございますので、まずは専門的な診断を受けることが大切です。
オールオン4が向いている人・向いていない人

デメリットを6つ見てきましたが、最も知りたいのは「結局、自分はオールオン4をやるべきなのか」という点だと思います。
ここでは、向いている人・向いていない人を正直にお伝えします。
オールオン4が向いていない人
次のような方はオールオン4以外の治療法を検討したほうがよい場合があります。
- 健康な歯が複数残っており、できればその歯を残したい
- 重度の糖尿病・心疾患など、外科手術のリスクが高い持病がある
- 入れ歯でも日常生活に大きな不満を感じていない
- 治療後の定期メンテナンスに通う意思が持てない
ただし「まとまった初期費用の準備が難しい」という理由だけで諦めるのは早計です。
デンタルローンや治療費控除を活用することで、月々の負担を抑えながら治療を始められるケースが多くあります。
オールオン4が向いている人
一方で、次のいずれかに当てはまる方は、オールオン4が有力な選択肢となります。
- 歯がほとんど残っておらず、総入れ歯に強い不満がある
- 手術回数や通院回数をできるだけ減らしたい
- 長期的な生涯コストで費用対効果を考えられる
- お仕事や社会生活への影響を最小限に抑えたい
- 入れ歯の不安定さ・異物感から解放され、しっかり噛みたい
判断に迷っている方へ
オールオン4が向いているかどうかは、口腔内や骨の状態を実際に診てみないと正確には判断できません。当院では、話を聞くだけ・適応を確認するだけの無料カウンセリングも歓迎しています。
オールオン4は何年もつのか?寿命をデータで見る

高額な費用を投じるからこそ「一生もつのか」「何年でダメになるのか」という点は最大の懸念事項でしょう。
感情的な安心感ではなく、客観的な臨床データから解説します。
長期生存率のデータ
インプラントの寿命を測る指標として生存率が用いられます。
国内外の長期臨床報告によれば、適切な術前診断、精緻な手術、そして術後の継続的なメンテナンスが行われた場合、オールオン4の10年生存率は90%以上(94.8%)とするデータも存在します(出典:Malo P, et al. “J Am Dent Assoc. 2011″)。
ただし、90%以上という数字は、あくまで適切な条件が揃った場合の話です。
噛み合わせの設計ミスやメンテナンス不足があれば、寿命は大幅に短縮されるため、単なる耐久消費財ではなく、身体の一部として投資する意識が重要です。
当院では、3D-CTによる精密診断と、専用機器を用いた定期メンテナンスプログラムによって、適切な条件を最大限に整える体制を構築しています。
品質が寿命を左右する
インプラント体のブランドも、寿命に直結する重要な要素です。
現在、世界には数百のインプラントメーカーが存在しますが、品質や長期的なデータには大きな開きがあります。
安価なジェネリック製品や新興メーカーのものは、数十年後のパーツ供給が保証されていなかったり、臨床データが不足していたりする場合があるため注意が必要です。
当院では、世界的に圧倒的なシェアを誇る実績あるメーカー(ストローマン・シロナ等)の正規品のみを採用しています。
採用メーカーは数十年の臨床実績があり、世界中どこにいてもメンテナンスを受けられる体制が整っているため、患者様の将来を守るための絶対条件として選定しています。
オールオン4で後悔しないクリニック選びの3つの基準

オールオン4のデメリットの多くは「どのクリニックで受けるか」によって回避できます。
後悔しないために確認すべき3つの基準を提示します。
基準①:症例数が豊富で、難症例の対応実績があるか
オールオン4は、あごの骨の限られたスペースにミリ単位の精度でインプラントを埋め込む高度な治療です。
医院全体のインプラント埋入実績はもちろん、オールオン4に特化した症例をこれまでに数多く手がけている専門医が執刀・手術を担当しているかが、治療の成否を分けます。
(当院の場合:年間3,077本・手術件数1,150件超/2025年実績)
基準②:追加費用なしの総額提示をしているか
最初に提示される見積書の透明性を確認しましょう。
検査・手術・麻酔・仮歯・本歯まですべての費用が項目ごとに明記され、最終的な総額であると書面で約束してくれる医院は信頼に足ります。
逆に「状態によっては追加の材料費がかかる」といった曖昧な文言がある場合は注意が必要です。
基準③:世界基準の保証されたメーカーを使用しているか
長期的な成功は「どこで治療したか」だけでなく「何を使ったか」で決まります。
数十年後にパーツが必要になっても世界中の歯科医院で対応できる、実績あるメーカーを使用しているかを確認しましょう。
オールオン4のデメリットに関するよくある質問

Q. デメリットを考えると、総入れ歯のほうがいいのでしょうか?
A. 一概には言えません。総入れ歯は外科手術が不要で費用も抑えられる一方、噛む力や安定性、異物感の面で不満を感じる方が多いのも事実です。
「外科手術を避けたい」「費用を最小限にしたい」方には総入れ歯が適していますが「しっかり噛みたい」「入れ歯の不便さから解放されたい」方にはオールオン4が向いています。
どちらが良いかはご自身の優先順位次第です。
Q. 残っている歯が数本あるのですが、必ず抜歯しないといけませんか?
A. オールオン4を選択する場合は、残存歯の抜歯が必要になります。
ただし、健康な歯が残っている場合は、歯を活かせる他のインプラント治療法も選択肢になります。
当院では抜歯を避けたい方の意向を尊重し、複数の治療法を比較してご提案します。
医師の経歴や、過去の具体的な症例写真などがしっかりと開示されているかを確認しましょう。
Q. オールオン4が失敗しやすいケース・しにくいケースはありますか?
A. 失敗リスクが高まるのは、噛み合わせの設計が不適切な場合、術後のメンテナンスを怠った場合、重度の持病が適切にコントロールされていない場合などです。
逆に、症例数の豊富な専門医による精密な診断・設計を受け、定期メンテナンスを継続できれば、失敗のリスクは大きく下げられます。
Q. 一度オールオン4を入れたら、取り外しや変更はできませんか?
A. オールオン4は固定式のため、患者様ご自身で取り外すことはできません。
残存歯を抜歯して進める治療のため、治療前に十分な検討が必要です。
だからこそ、検討段階でのカウンセリングと、信頼できるクリニック選びが重要になります。
Q. 他院でオールオン4を勧められましたが、本当に自分に必要か確認できますか?
A. はい、当院ではセカンドオピニオンを承っています。
他院での診断内容について、本当にオールオン4が最適なのか、他に選択肢はないのかを専門的な視点で確認できます。お気軽にご相談ください。
【まとめ】後悔しない選択のために

オールオン4のデメリットを正しく理解することは、あなたが後悔しない選択をするための羅針盤となります。
技術力のリスク、費用の問題、メンテナンスの重要性をすべて受け入れた上で、信頼できるクリニックを選ぶことが、治療成功の唯一の道です。
私たちは、あなたが5年後、10年後、そしてその先の未来で「あの時、勇気を出して相談して良かった」と笑顔で語る姿を目指しています。
まずは、オールオン4が本当に適応するかどうかを確認するだけでも構いません。
無理に治療を勧めることはありませんので、安心してお越しください。
監修医師プロフィール

菅原匠太(すがわら・しょうた)
ザ・インプラントクリニック福岡 院長
【資格・所属学会】
- 一般社団法人福岡口腔インプラント研究会
- 公益社団法人 日本口腔インプラント学会
- インプラント専門医・指導医
【経歴・実績】
- インプラント専門クリニック開業以来の累計症例数:3,077本(2025年実績)
- 月間最高本数:402本(2025年7月実績)
- 骨造成を伴う難症例・他院からのセカンドオピニオン対応多数
【コメント】
費用に関する不透明さが、患者様の治療への不安を最大化させていると感じてきました。当院では最初からすべてを含んだ価格をお伝えすることにこだわっています。インプラントは人生の質を大きく変える治療です。費用の疑問を抱えたまま諦めず、まずはカウンセリングにお越しください。
【自由診療の標準的費用・リスク・副作用】
費用について
- 自由診療のため公的医療保険は原則適用外
- 自由診療のため公的医療保険は原則適用外
- オールオン4の費用目安:片顎約200万〜400万円/全顎約400万円〜800万円
- デンタルローンで月々3,000円〜のご利用が可能(※お借入金額により最低金額は変動)
一般的なリスク・副作用
- 術後腫脹・疼痛・出血
- 麻酔関連合併症
- インプラント周囲炎
- 上部構造の破損
- 神経損傷のリスク
個々のリスクは口腔内状態や既往歴により異なります。保証・再治療・定期メンテナンスの条件は別途ご案内します。
医療機関情報
- 医療機関名: ザ・インプラントクリニック福岡
- 所在地: 博多駅 徒歩3分(ホテル日航福岡 地下1階)
- 診療科目: 歯科・インプラント専門・審美歯科・歯列矯正
- 院長: 菅原 匠太(インプラント専門医・指導医)
- 所属学会: 公益社団法人日本口腔インプラント学会 会員
- 診療時間: 10:00~13:30/14:30~18:00
- 休診日: 月曜・日曜・祝日(電話予約のみ承っています)





