「虫歯だらけの口の中を見られるのが恥ずかしい」
「長年歯医者に行っていないので、怒られそうで怖い」
「歯がグラグラしているから、全部抜かれるのではないか」
上記のような不安から、歯の痛みや噛みにくさがあっても、歯科医院へ行けずにいる方は少なくありません。
しかし、歯がボロボロに見えても、すべての歯を抜かなければならないとは限りません。
虫歯の深さや歯の根、歯周病の進行度、歯を支える骨の状態などを詳しく調べることで、残せる可能性のある歯と、抜歯を検討した方がよい歯を判断できます。

インプラント治療担当医
- 2025年度年間症例数 3,077本
- 日本口腔インプラント学会 会員
- ダイヤモンド・プラチナメンバー W受賞
歯がボロボロ・虫歯だらけでもご相談ください

歯の状態が悪化していると「ここまで放置したことを責められるのではないか」と不安になるかもしれません。
しかし、歯科医院へ行けなかった理由は人によって異なります。
- 過去の歯科治療で痛い思いをした
- 仕事や育児が忙しく、通院する時間を取れなかった
- 治療費がいくらかかるか分からなかった
- 口の中を見られるのが恥ずかしかった
- 治療する歯が多く、どこから始めればよいか分からなかった
- 痛みがなくなったため、そのままにしてしまった
- 歯医者に行くこと自体に強い恐怖を感じていた
当院「ザ・インプラントクリニック福岡」が大切にしているのは、これまで治療できなかったことを責めるのではなく、現在の状態を確認し、これからどう改善していくかを患者さまと一緒に考えることです。
虫歯の本数や口腔内の状態を見て、患者さまを怒ったり笑ったりすることはありません。治療に対する不安や、これまで受診できなかった事情も含めてお聞きします。
このような症状はありませんか?
次のような症状がある場合は、虫歯や歯周病が進行している可能性があります。
- 虫歯によって歯が欠けている
- 歯の根だけが残っている
- 複数の歯が黒くなっている
- 詰め物や被せ物が何本も外れている
- 歯がグラグラしている
- 噛むと歯が痛い
- 歯茎から血や膿が出る
- 口臭が気になる
- 入れ歯が外れやすく、しっかり噛めない
- 治療途中の歯を長期間そのままにしている
- 前歯の見た目が気になり、人前で笑えない
- どの歯から治療すればよいか分からない
- 全部抜歯になるのではないかと心配している
複数の症状が重なっている場合でも、治療を諦める必要はありません。
まずは検査を行い、現在のお口の状態と治療の選択肢を整理します。
強い痛みや腫れがある場合は早めにご相談ください
次のような症状がある場合は、細菌感染や炎症が進んでいる可能性があります。
- 強い痛みが続いている
- 歯茎や顔が腫れている
- 歯茎から膿が出ている
- 発熱している
- 歯が急に大きくグラつくようになった
- 噛めないほど痛い
- 歯や仮歯が外れた
強い痛みや腫れがある場合は、すぐにお口全体の治療を始めるのではなく、まず症状を軽減するための処置を優先することがあります。
痛みが落ち着いた後に詳しい検査を行い、残せる歯や必要な治療を確認していきます。
歯がボロボロでも、すべて抜歯になるとは限りません

「虫歯だらけだから、全部の歯を抜かれるのではないか」と心配される方は少なくありません。
しかし、歯を残せるかどうかは、口の中を見ただけでは判断できません。
大きく欠けている歯でも、歯の根や周囲の骨の状態によっては、根の治療や被せ物によって残せる場合があります。
反対に、見た目には歯の形が残っていても、歯の根が割れていたり、歯を支える骨が大きく失われていたりする場合は、抜歯を検討することがあります。
歯を残せるか判断するために確認すること
当院では、次のような項目を確認したうえで、歯を残せる可能性を判断します。
- 虫歯がどこまで進行しているか
- 歯の根がどの程度残っているか
- 歯の根にひびや破折がないか
- 根の先に感染が起きていないか
- 歯周ポケットがどの程度深くなっているか
- 歯のグラつきがどの程度あるか
- 歯を支える骨がどのくらい残っているか
- 噛み合わせによる負担が集中していないか
- 隣の歯や周囲の組織へ悪影響が出ていないか
レントゲンやCTなどの検査結果をもとに、残せる可能性のある歯と、保存が難しい歯を一本ずつ確認します。
残せる可能性がある歯
次のような歯は、状態によって保存治療を検討できる場合があります。
- 虫歯部分を取り除き、被せ物で修復できる歯
- 根管治療によって感染の改善が見込める歯
- 歯周病治療によって炎症を抑えられる歯
- 固定や噛み合わせの調整によって負担を軽減できる歯
- 歯周組織再生療法などを検討できる歯
残せる可能性がある場合は、治療方法や予想される経過をご説明します。
ただし、一時的に残せても長期的な安定が見込めない場合もあるため、保存するメリットだけでなく、将来的な再治療の可能性についてもお伝えします。
抜歯を検討することがある歯
次のような場合は、無理に歯を残すことで感染を繰り返したり、周囲の歯や顎の骨へ悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
- 歯の根が大きく割れている
- 虫歯が歯茎より深い位置まで進行している
- 歯を支える骨が大きく失われている
- 感染や腫れを何度も繰り返している
- 歯のグラつきが大きく、噛む機能を保てない
- 保存しても長期的な安定が見込めない
当院では「全部残す」「全部抜く」という二択ではなく、残せる歯をできる限り確認しながら、保存が難しい部分を別の方法で補う治療計画を検討します。
【重要】残すことだけが正解とは限りません
できる限り自分の歯を残したいと考えるのは、自然なことです。
一方で、治る見込みが低い歯を無理に残すことで、痛みや腫れを繰り返したり、治療期間や費用が増えたりする場合があります。
また、感染した歯を長期間そのままにすると、周囲の骨がさらに減り、その後に行える治療の選択肢が限られることもあります。
当院では、歯を残す場合と抜歯する場合のメリット・注意点をご説明し、患者さまにご納得いただいたうえで治療方針を決めます。
歯がボロボロ・グラグラになる主な原因

歯がボロボロになったり、複数の歯がグラグラしたりする原因は一つとは限りません。
虫歯や歯周病だけでなく、歯の根の破折、古い被せ物の内部の虫歯、噛み合わせなど、複数の問題が重なっていることがあります。
重度の虫歯

虫歯を長期間そのままにすると、歯の表面だけでなく、内部の象牙質や神経、歯の根まで感染が進むことがあります。
神経まで虫歯が達すると強い痛みが出ることがありますが、神経が壊死すると一時的に痛みを感じなくなる場合もあります。
痛みがなくなっても虫歯が治ったわけではありません。そのまま進行すると、歯冠部分が崩れ、歯の根だけが残った状態になることがあります。
歯の根が残っていても、虫歯の深さや破折の有無によって、残せる場合と抜歯が必要になる場合があります。
重度の歯周病

歯周病は、歯と歯茎の間で細菌が増え、歯を支える歯茎や顎の骨に炎症が起きる病気です。
進行すると歯を支える骨が減り、次のような症状が現れることがあります。
- 歯がグラグラする
- 噛むと痛い
- 歯茎から血や膿が出る
- 歯茎が下がって歯が長く見える
- 口臭が強くなる
- 歯と歯の間が広がる
- 前歯が移動する
歯周病は、初期には強い痛みが出ないことがあります。そのため、自覚症状が少ないまま進行し、複数の歯が同時に動くようになってから受診される方もいます。
歯がグラグラしていても、歯周病の進行度や骨の状態によっては、歯周病治療や固定、噛み合わせの調整によって残せる場合があります。
歯の根の破折

歯の根にひびが入ったり、縦方向に割れたりする状態を歯根破折といいます。
特に次のような歯では、歯根破折が起こることがあります。
- 過去に神経を取っている歯
- 大きな被せ物が入っている歯
- 歯ぎしりや食いしばりの負担が強い歯
- 噛み合わせの力が集中している歯
- 土台が入っている歯
破折部分から細菌が入り込むと、歯茎の腫れや膿、噛んだときの痛みを繰り返すことがあります。
歯根の割れ方や位置によって治療方法は異なりますが、歯の根が大きく割れている場合は、抜歯を検討することがあります。
古い詰め物・被せ物・ブリッジの内部の虫歯

詰め物や被せ物が入っている歯でも、歯と人工物の境目から虫歯が進行することがあります。
被せ物の内部は外から見えにくいため、次のような変化が起きるまで気づかない場合があります。
- 被せ物が外れた
- 歯が欠けた
- 噛むと痛くなった
- 歯茎が腫れた
- 被せ物の周囲から臭いがする
- ブリッジ全体が動くようになった
被せ物が外れた時点で、内部の歯が大きく崩れていることもあります。
外れた被せ物をそのまま戻せるとは限らないため、早めに歯の状態を確認することが大切です。
治療途中の歯の放置

根管治療や被せ物の治療を途中で中断すると、仮の詰め物が外れたり、歯の内部に細菌が入り込んだりして、治療前より状態が悪化することがあります。
また、神経を取った歯や大きく削った歯は、最終的な被せ物を装着するまで割れやすい状態です。
本来であれば残せた可能性のある歯でも、治療を中断している間に歯や歯根が割れ、抜歯が必要になる場合があります。
治療途中の歯がある方や、仮の詰め物が外れたままになっている方は、痛みがなくてもそのままにせず、早めにご相談ください。
現在の状態を確認し、治療を再開できるか、別の治療方法が必要かをご説明します。
年代によって歯がボロボロになる背景は異なります

歯の状態が悪化する原因は、年齢やこれまでの治療歴、生活環境によっても異なります。
30代では、仕事や育児の忙しさから虫歯をそのままにしてしまったり、歯ぎしり・食いしばり、酸性飲料などの影響が重なったりすることがあります。
30代で歯の状態にお悩みの方は、年代特有の原因や治療の考え方を解説した記事もご覧ください。
30代で歯がボロボロになった方へ
虫歯や歯周病を放置してしまう背景、30代で歯を失う原因、治療方法などを詳しく解説しています。
50代では、長期間進行した歯周病や、過去に治療した歯の再発、被せ物の内部の虫歯、歯根破折などが重なり、お口全体の噛み合わせが崩れている場合があります。
50代で歯がボロボロになった方へ
残っている歯の状態や、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどの治療方法を選ぶ際の考え方を詳しく解説しています。
歯がボロボロになった場合の治療方法

治療方法は、残っている歯の状態、失った歯の本数、顎の骨、噛み合わせ、全身状態、患者さまのご希望や予算によって異なります。
必ずしも一つの方法だけで治療するとは限りません。
残せる歯には保存治療を行い、歯を失った部分には入れ歯・ブリッジ・インプラントなどを組み合わせることがあります。
虫歯治療・根管治療・被せ物

残せる可能性がある歯については、虫歯部分を取り除き、必要に応じて根管治療や土台の処置を行ったうえで、被せ物によって形と噛む機能を回復させます。
ただし、次のような場合は保存が難しいことがあります。
- 虫歯が歯茎より深い位置まで進行している
- 歯の根が大きく割れている
- 歯の周囲に感染が広がっている
- 被せ物を支える歯質がほとんど残っていない
歯を残せるかどうかは、レントゲンやCT、口腔内の診査結果をもとに判断します。
歯周病治療

歯周病が原因で歯がグラグラしている場合は、歯石や歯垢を取り除き、歯周組織の炎症を抑える治療を行います。
状態によっては、次のような処置を組み合わせます。
- 歯周ポケット内の清掃
- 噛み合わせの調整
- グラグラする歯の固定
- 歯周外科処置
- 歯周組織再生療法
- 定期的なメンテナンス
歯周病治療によって、すべての歯を必ず残せるわけではありません。
しかし、早い段階で状態を確認することで、歯を残すための選択肢を検討しやすくなります。
ブリッジ

ブリッジは、歯を失った部分の両隣にある歯を支えとして、連結した人工歯を装着する方法です。
固定式のため、患者さま自身で取り外す必要はありません。
一方で、支えとなる歯を削る必要があり、欠損している歯の本数や支台歯の状態によっては適応できない場合があります。
また、支えとなる歯に負担がかかるため、虫歯や歯周病の状態を確認したうえで治療方法を検討します。
入れ歯

入れ歯は、複数の歯を失っている場合や、外科手術を希望しない場合にも検討できる治療方法です。
部分入れ歯と総入れ歯があり、比較的広い範囲の欠損に対応できます。
一方で、取り外しや清掃が必要であり、口腔内の形や顎の骨の状態によっては、動きや違和感が出ることがあります。
保険診療の入れ歯と自由診療の入れ歯では、使用する材料や設計、見た目、装着感などが異なります。
インプラント

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療方法です。
隣の歯を大きく削らず、固定式の歯を入れられる点が特徴です。
一方で、外科手術が必要であり、顎の骨や全身状態によっては、インプラント治療を行えない場合や、骨造成などの追加処置が必要になる場合があります。
また、インプラントを長く使用するためには、治療後の定期的なメンテナンスが必要です。
入れ歯・ブリッジ・インプラントには、それぞれ異なるメリットと注意点があります。
少ない本数のインプラントで複数の歯を補う方法

多くの歯を失っている場合でも、失った歯と同じ本数のインプラントが必要になるとは限りません。
顎の骨や噛み合わせの状態によっては、複数本のインプラントで連結した人工歯を支える方法を検討できます。
例えば、4~6本程度のインプラントを支えとして、複数の固定式人工歯を装着する場合があります。
必要なインプラントの本数は、残っている歯、顎の骨、噛み合わせ、人工歯の設計などによって異なります。
インプラントで入れ歯を安定させる方法

顎の骨が痩せ、通常の総入れ歯では動きやすい場合には、少数のインプラントを利用して入れ歯を安定させる方法があります。
インプラントと入れ歯をマグネットなどで固定することで、入れ歯のズレや浮き上がりを抑えられる場合があります。
固定式の人工歯とは異なり、患者さま自身で取り外して清掃する必要がありますが、通常の入れ歯が外れやすい方や、噛みにくさを感じている方に検討できる治療方法です。
オールオン4などの全顎的な治療

多くの歯を失っている方や、残っている歯の多くを保存することが難しい方には、オールオン4などの全顎的なインプラント治療を検討することがあります。
オールオン4は、片顎に4本程度のインプラントを埋め込み、そのインプラントで連結した固定式の人工歯を支える方法です。
顎の骨や噛み合わせ、全身状態などによって適応が異なるため、すべての方が受けられる治療ではありません。
ザ・インプラントクリニック福岡ではお口全体を確認して治療計画を立てます

歯がボロボロになっている場合、痛い歯だけを治療しても、お口全体の噛み合わせや歯周病の問題が残っていれば、別の歯に負担が集中する可能性があります。
そのため当院では、一本の歯だけでなく、お口全体の状態を確認したうえで治療計画を立てます。
残せる歯を一本ずつ確認します
虫歯の有無だけでなく、歯の根、顎の骨、歯周病、噛み合わせなどを確認し、残せる可能性がある歯と、保存が難しい歯を判断します。
歯を残す場合のメリット・注意点と、抜歯した場合の治療方法をそれぞれご説明します。
検査結果だけで一方的に治療方法を決めるのではなく、患者さまが何を希望しているかも確認しながら治療方針を考えます。
複数の治療方法を比較してご説明します
歯を失った部分を補う方法には、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどがあります。
患者さまによって、治療で重視する内容は異なります。
- できるだけ自分の歯を残したい
- しっかり噛めるようになりたい
- 取り外しのない歯を希望している
- 外科手術を避けたい
- 見た目を早く改善したい
- 通院回数を抑えたい
- 費用を考慮しながら段階的に治療したい
それぞれの治療方法について、メリットだけでなく注意点、治療期間、費用などもご説明します。
治療前に期間と費用をご説明します
重度の虫歯や歯周病では、複数の治療が必要になることがあります。
そのため、治療を始める前に、できる限り次の内容を分かりやすくお伝えします。
- 治療する歯の範囲
- 残せる歯と抜歯を検討する歯
- 選択できる治療方法
- 治療の順番
- 治療期間の目安
- 通院回数の目安
- 治療費
- 追加処置が必要になる可能性
- 治療に伴うリスクや注意点
治療内容をご理解・ご納得いただいたうえで、治療を開始します。
治療中の見た目や噛む機能にも配慮します
前歯を抜歯する場合や、複数の歯を同時に治療する場合は、「治療中に歯がない状態になるのではないか」と心配される方もいます。
当院では、口腔内の状態が許す場合には仮歯をご用意し、治療中も見た目や日常生活への影響をできる限り抑えられるよう配慮しています。
ただし、仮歯を使用できるかどうかは、残っている歯や顎の骨、感染の状態などによって異なります。
結婚式、仕事、ご家族の行事など、時期が決まっている予定がある場合は、カウンセリング時にお伝えください。
患者さまの予定も確認しながら、可能な範囲で治療計画を調整します。
歯医者が怖い方への取り組み

過去の歯科治療で痛い思いをした方や、歯科医院の雰囲気そのものに強い恐怖を感じる方もいます。
歯医者が怖くて受診できず、歯の状態がさらに悪化するという悪循環を避けるためにも、治療前に不安をお伝えください。
まずは悩みや不安をお聞きします
当院では、治療を始める前のカウンセリングを大切にしています。
- 過去の治療で痛かったこと
- 歯医者で嫌だった経験
- 特に怖い治療
- 麻酔への不安
- 口の中を見られる恥ずかしさ
- 治療費への不安
- 通院期間への不安
などをお聞きします。
初診時にすべての治療を決める必要はありません。
まずは現在のお口の状態を確認し、どのような治療が考えられるのかを知っていただくことから始められます。
口の中を見せるのが恥ずかしい方へ
歯科医師やスタッフは、日々さまざまな状態のお口を診療しています。
虫歯の本数や口腔内の汚れを見て、患者さまを責めたり笑ったりすることはありません。
「もっと早く来ればよかったのに」と責めるのではなく、これからどのように改善できるかを一緒に考えます。
長年歯医者へ行っていない方も、安心してご相談ください。
痛みに配慮して治療を進めます
治療を始める前に、どのような処置を行うのかをご説明します。
麻酔を使用する場合は、過去の経験や痛みに対する不安を確認しながら進めます。
治療中に痛みや強い不安を感じた場合は、合図によって処置を中断できるよう配慮します。
「痛いと伝えたら迷惑になるのではないか」と我慢する必要はありません。気になることがあれば、治療中でもお伝えください。
静脈内鎮静法を検討できる場合があります
歯科治療に対する恐怖心が強い方や、外科処置への不安が大きい方には、静脈内鎮静法を検討できる場合があります。
静脈内鎮静法は、鎮静薬を使用し、眠っているようなリラックスした状態で治療を受けていただく方法です。
全身麻酔とは異なり、基本的にはご自身で呼吸できる状態を保ちながら治療を行います。
適応については、治療内容、全身状態、服用している薬などを確認したうえで判断します。
治療当日は車や自転車の運転ができないなどの注意点もあるため、事前に詳しくご説明します。
重度の虫歯・歯周病の治療症例

ここからは、歯がボロボロ・グラグラしていた患者さまに行った治療例をご紹介します。
治療方法、治療期間、費用、治療結果には個人差があります。すべての患者さまに同じ治療や結果を保証するものではありません。
※症例写真には治療前の口腔内写真が含まれますので、苦手な方はご注意ください。
虫歯で多くの歯が根だけになっていた症例

上顎の多くの歯が虫歯によって崩れ、歯の根だけが残っていた患者さまの症例です。
検査の結果、保存が難しい歯を抜歯し、顎の骨や噛み合わせを確認したうえで、複数本のインプラントを用いて固定式の人工歯を装着しました。
失った歯と同じ本数のインプラントを使用するのではなく、複数本のインプラントで連結した人工歯を支えています。
歯周病で歯がグラグラしていた症例

歯周病が進行し、残っている歯の多くがグラグラしていた患者さまの症例です。
歯周病や顎の骨の状態を確認し、残せる可能性がある歯と、保存が難しい歯を判断しました。
必要な歯周病治療や抜歯を行った後、顎の骨と噛み合わせに合わせてインプラント治療を進めています。
治療中は口腔内の状態に応じて仮歯を使用し、見た目や食事への影響にも配慮しました。
入れ歯が安定しなかった症例

顎の骨が減り、通常の総入れ歯では動きやすく、食事や会話に不便を感じていた患者さまの症例です。
少数のインプラントを埋め込み、マグネットなどの維持装置を利用して、入れ歯を安定させました。
取り外し式の入れ歯ではありますが、通常の入れ歯よりズレや浮き上がりを抑えられる場合があります。
初診から治療までの流れ

STEP1 ご相談・ご予約

痛み、腫れ、出血、歯のグラつきなど、現在困っている症状がある場合は、予約時にお伝えください。
「治療を受けるかまだ決めていない」という段階でもご相談いただけます。
STEP2 カウンセリング

現在のお悩みや治療に対するご希望をお聞きします。
- どの症状が一番つらいか
- 歯医者へ行けなかった理由
- 過去の治療で嫌だったこと
- できるだけ残したい歯
- 希望する治療方法
- 治療期間や通院回数
- 費用についての不安
- 結婚式や仕事などの予定
相談した当日に、治療方法を決める必要はありません。
まずは患者さまのお話を伺い、必要な検査についてご説明します。
STEP3 口腔内診査・レントゲン・CT撮影

歯や歯茎の状態を確認し、必要に応じてレントゲンやCT撮影を行います。
- 虫歯の進行度
- 歯の根の状態
- 歯周病の進行度
- 歯を支える骨の状態
- 歯のグラつき
- 噛み合わせ
- 残せる可能性がある歯
- 保存が難しい歯
などを詳しく調べます。
STEP4 必要に応じた応急処置

強い痛みや腫れがある場合は、必要に応じて応急処置を行います。
お口全体の治療をすぐに始めるのではなく、まず現在のつらい症状を軽減することを優先する場合があります。
STEP5 治療計画と費用のご説明

検査結果をもとに、治療方法、治療期間、通院回数、費用、リスクについてご説明します。
治療方法が複数ある場合は、それぞれの違いを比較してお伝えします。
患者さまのご希望と口腔内の状態を踏まえ、無理のない治療計画を一緒に検討します。
STEP6 ご同意後に治療開始

治療内容をご理解・ご納得いただいてから治療を始めます。
説明や同意なく、抜歯やインプラント手術などの処置を進めることはありません。
治療中に分からないことや不安なことがあれば、都度ご相談ください。
STEP7 治療後のメンテナンス

治療後は、虫歯や歯周病の再発、インプラント周囲炎などを防ぐため、定期的な検診とメンテナンスが必要です。
治療して終わりではなく、残した歯と新しく入れた歯をできる限り長く維持することを目指します。
治療期間・通院回数はお口の状態によって異なります

歯がボロボロになっている場合、治療する範囲が広く、治療期間が長くなることがあります。
治療期間は、次の条件によって異なります。
- 虫歯や歯周病の進行度
- 残せる歯の本数
- 抜歯する歯の本数
- 根管治療の有無
- 顎の骨の状態
- 入れ歯・ブリッジ・インプラントの選択
- 骨造成の必要性
- 仮歯の製作
- 全身状態
- 一回の診療時間
虫歯・根管治療が中心の場合
虫歯の本数や根の感染状態によって、必要な治療回数は異なります。
複数の歯に根管治療や被せ物が必要な場合は、優先順位を決めながら治療を進めます。
歯周病治療が必要な場合
歯周病の炎症が強い場合は、先に歯石除去や歯周病治療を行い、歯茎の状態を改善してから、被せ物やインプラントなどの治療へ進むことがあります。
インプラント治療を行う場合
インプラント治療では、人工歯根と顎の骨が結合するまで、一定の治癒期間が必要になる場合があります。
お口や骨の状態によって異なりますが、インプラントを埋め込んだ後、約3~6か月程度の治癒期間を設けることがあります。
骨造成や抜歯後の治癒が必要な場合は、さらに期間がかかることがあります。
検査後に、患者さまごとの治療期間と通院回数の目安をご説明します。
通院回数を抑えたい方へ
仕事や育児、遠方からの通院などにより、何度も通院することが難しい方もいらっしゃいます。
通院可能な頻度や一回の診療に取れる時間を確認し、可能な範囲で治療計画を調整します。
すべての治療を短期間で終えられるわけではありませんが、患者さまの生活への影響を考慮しながら治療を進めます。
歯がボロボロになった場合の治療費

歯がボロボロになっている場合の治療費は、単純に虫歯や失った歯の本数だけでは決まりません。
次のような条件によって費用が異なります。
- 残せる歯の本数
- 抜歯が必要な歯の本数
- 根管治療や歯周病治療の範囲
- 仮歯を入れる範囲
- 入れ歯・ブリッジ・インプラントの選択
- インプラントの本数
- 人工歯に使用する素材
- 骨造成の有無
- 静脈内鎮静法の有無
保険診療と自由診療では費用が異なります
虫歯治療、根管治療、歯周病治療、入れ歯、ブリッジなどには、保険診療で対応できるものがあります。
一方、インプラント、自由診療の入れ歯や被せ物、骨造成などは、基本的に自由診療となります。
治療方法によって見た目、耐久性、装着感、周囲の歯への影響などが異なるため、費用だけでなく、それぞれの特徴を比較することが大切です。
治療前に見積もりをご説明します

当院では、検査によってお口全体の状態を確認し、治療方法が決まった段階で費用をご説明します。
治療を始めてから想定していなかった費用が発生しないように、治療範囲や追加処置の可能性についても事前にお伝えします。
当院のインプラント治療費は、1本あたり総額25万4,000円~40万5,000円(税込)が目安です。
使用するインプラントや人工歯の種類、顎の骨の状態によって費用が異なり、骨造成などの追加処置が必要な場合は別途費用がかかります。
デンタルローン・医療費控除

治療内容によっては、デンタルローンによる分割払いや、医療費控除を利用できる場合があります。
デンタルローンを利用する場合は、支払い回数、月々の支払額、金利、審査条件などをご確認ください。
医療費控除は、一定の条件を満たす医療費を支払った場合に、所得控除を受けられる制度です。
治療費について不安がある方も、カウンセリング時にご相談ください。
よくあるご質問

虫歯だらけでも診てもらえますか?
はい。虫歯の本数が多いことを理由に、患者さまを責めることはありません。
まずは現在のお口の状態を確認し、残せる可能性のある歯と治療が必要な歯を判断します。
すぐにすべての歯を治療するのではなく、痛みがある部分や生活に支障がある部分から優先して治療を進める場合もあります。
歯がボロボロだと全部抜歯になりますか?
必ずすべての歯を抜歯するわけではありません。
虫歯の深さ、歯の根、歯周病の進行度、顎の骨の状態などを確認し、残せる可能性のある歯と、保存が難しい歯を判断します。
ただし、無理に残すことで感染や痛みを繰り返す可能性が高い歯については、抜歯をご提案する場合があります。
歯がグラグラしていても残せますか?
歯がグラグラする原因と進行度によって異なります。
歯周病が原因の場合は、歯石除去、歯周病治療、固定、噛み合わせの調整などによって改善を目指せる場合があります。
一方で、歯を支える骨が大きく失われている場合や、歯の根が割れている場合は、保存が難しいことがあります。
検査によって、歯のグラつきの原因を確認することが必要です。
初診当日に歯を抜かれますか?
検査結果と必要な治療内容をご説明し、患者さまの同意を得てから処置を行います。
強い痛みや感染がある場合には応急処置を行うことがありますが、説明なく抜歯を進めることはありません。
治療方法に迷っている場合は、説明を聞いたうえで検討していただけます。
長年歯医者へ行っていません。怒られませんか?
治療できなかったことを責めることはありません。
痛みへの恐怖、忙しさ、費用、過去の経験など、歯科医院へ行けなかった理由も含めてお聞きします。
大切なのは、過去のことを責めることではなく、これからお口の状態を改善する方法を考えることです。
治療中に歯がない期間はありますか?
口腔内の状態や治療方法によって異なりますが、仮歯を使用できる場合があります。
前歯の見た目、仕事、人との会話、結婚式などの予定が心配な方は、治療計画を立てる段階でご相談ください。
仮歯を使用できるかどうかを含めてご説明します。
インプラント以外の治療も相談できますか?
はい。歯を失った部分を補う方法には、インプラントのほかに入れ歯やブリッジがあります。
残っている歯、顎の骨、全身状態、ご希望、費用などを確認し、それぞれの治療方法の違いをご説明します。
最初からインプラントだけに治療方法を限定することはありません。
痛い治療が怖いのですが相談できますか?
はい。過去に痛い治療を受けた経験や、特に不安を感じる処置があれば、カウンセリング時にお伝えください。
治療内容に応じて麻酔方法を検討し、恐怖心が強い場合は静脈内鎮静法をご提案できることもあります。
治療費はいくらかかりますか?
必要な治療範囲や選択する治療方法によって異なります。
検査後に、治療方法、治療期間、費用をご説明します。
インプラント治療を行う場合は、インプラント体だけの価格ではなく、人工歯、手術、必要な追加処置などを含めた総額をご確認いただけます。
他院で抜歯と言われた歯も診てもらえますか?
他院で抜歯が必要と診断された歯についても、現在の状態を確認することは可能です。
ただし、検査の結果、当院でも抜歯が必要と判断する場合があります。
必ず歯を残せるわけではありませんが、歯を残せる可能性や、抜歯した場合の治療方法についてご説明します。
歯がボロボロになるまで悩んでいた方へ

歯がボロボロになってしまった方の多くは、治療を受けたくなかったわけではありません。
痛みへの恐怖、口の中を見せる恥ずかしさ、仕事や育児の忙しさ、治療費への不安など、さまざまな理由で歯科医院へ行けずにいます。
当院では、現在のお口の状態を見て、患者さまを責めることはありません。
まずは検査によって、残せる可能性のある歯と、治療が必要な歯を確認します。
そのうえで、保存治療、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどの選択肢から、お口の状態と患者さまのご希望に合った方法をご説明します。
治療を受けるかどうかは、検査結果、治療方法、費用、治療期間を確認してから決めていただけます。
「自分の歯はもう治せない」と諦める前に、まずは現在の状態をご相談ください。
監修医師プロフィール

ザ・インプラントクリニック福岡 インプラント治療担当医
年間症例数 3,077本(2025年実績)/月間最高 402本(2025年7月実績)
- 所属学会・資格
-
- 公益社団法人 日本口腔インプラント学会 会員
- 一般社団法人 日本口腔インプラント研究会
- 日本審美歯科学会
- 日本スポーツ歯科医学会
- 日本スウェーデン歯科学会
- インビザ認定ドクター
- 長崎大学口腔管理センター登録医
- 口腔感染症予防先端外来認定医
- 受賞・実績
-
- ノーベルバイオケア ダイヤモンド・プラチナメンバーW受賞
- 年間インプラント症例数3,077本(2025年実績)
- 日月間最高402本(2025年7月実績)
- カリエスプロ・ペリオプロ・ソルプロ認定
医療機関情報
- 医療機関名: ザ・インプラントクリニック福岡(The Implant Clinic Fukuoka)
- 所在地: 〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前2-18-25 ホテル日航福岡 地下1F
- アクセス: JR博多駅から徒歩3分
- 診療科目: 歯科・インプラント専門・審美歯科・歯列矯正
- 院長: 菅原 匠太(インプラント専門医・指導医)
- 所属学会: 公益社団法人 日本口腔インプラント学会 ほか
- 診療時間: 10:00〜13:30/14:30〜18:00
- 休診日: 月曜・日曜・祝日(電話予約のみ承っています)
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