2021年1月19日に、吉村洋文氏(大阪府知事)が自身のツイッターアカウントで「唾液にコロナウイルスが含まれていて、歯科医院はマスクができない場所なのに、クラスター感染が起こっていない。これには何か理由があるはずなので、専門家に分析してもらいたい」といった内容のツイートを投稿されました。
コロナウイルスは口の中、唾液に多く含まれている。なのでマスクが有効だし、飲食の場も指摘される。一方で利用者側がマスクができない環境に歯科医院がある。大阪には5500もの歯科医院があるが、クラスター発生はゼロ。感染対策の賜物と思うが、何かある。何か?専門家には、是非分析してもらいたい。 https://t.co/jAhxd30O4d
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) January 19, 2021
吉村知事が言うように、感染症対策のプロである歯科医院では、様々な対策を行い、クラスター感染の防止に尽力しています。
また、この吉村知事のツイートを目にしたUHB(北海道文化放送)が調べたところによると、北海道の歯科医院でもクラスター感染は1件も起こっていません。北海道科学大学の秋原志穂教授によると、新型コロナウイルス発生以前より、B型肝炎・HIV等の感染症対策に力を入れていたことで結果が出ているのだと思われるそうです。
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新型コロナウイルスの発生とされる日から約1年、学校や飲食店など、様々な場所で多くのクラスター感染が起こっています。それにも関わらず大阪など主要都市の歯科医院であってもクラスター感染が起こっていないということは、感染に関して歯科医院の万全の対策が功を奏していると言えるのではないでしょうか。
当院の院内感染予防の取り組み
当院では、院内感染予防を徹底的に行い、患者様の口腔内の健康を維持するためにスタッフ一同励んでまいります。
日本歯科医師会会長 堀 憲郎先生がTBSテレビに出演しました
4月30日(木)日本歯科医師会会長 堀 憲郎先生がTBSテレビ「あさチャン」に出演しました。現在の新型コロナウイルスにおける全国の歯科医療の現状や歯科受診についてお話しいただきました。
その中で堀先生からは、「今後の日本国の社会の位置づけとして歯科医療の維持の必要性」や、「歯科医院の運営も非常に厳しい状況におかれていて、多くの歯科医院で新型コロナウイルスの影響を受けている」と報告がありました。
また、その放送の中で街角インタビューがあり、「歯科受診すると院内感染してしまいそうで不安です」や、「歯科治療は不要不急ではないですよね」と思っているという国民の皆様の声に対して、堀会長先生にお答えいただきました。
・歯科治療を通じて新型コロナウィルスの感染の報告は1件もなかったという事実
(歯科医院側から患者様側へのウィルス感染はなし)
・歯科治療は不要な治療はないということ
緊急性の判断の解釈になりますが、自分自身(患者様)で判断するのではなく、かかりつけの医師にしっかり相談してください。特に、ご高齢の方の口腔内環境が悪化すると、誤嚥性肺炎になり生命に影響があります。
などお答えいただき、マスコミ報道からの内容の誤解を紐解いて歯科治療に対しての恐怖を払拭し、国民の皆さんの歯科医院受診に対する心得などの情報を放映されました。
歯科医、歯科衛生士などの医療スタッフにおいては、(飛沫感染など)感染リスクが高いのは歯科医療での現場が考えられます。しかし、国民の皆様が一番心配されている歯科医院内の治療において、患者様が新型コロナウィルスに感染したという報告はないとのことです。